スペシャリストを目指せ☆ 病棟と密着型の診療看護師

病棟と密着型の診療看護師

診療看護師は、通常の看護師の経験を5年以上経験した後に、大学院に2年通って専門的な知識や技術を身につける必要があります。そして診療看護師の認定試験を受けて合格して初めて、診療看護師として働くことができます。

主に診療看護師が働く場所は病院やクリニックですが、医師のように診察室を持ち働く診療看護師もいれば、病棟で他の看護師と同様に勤務をしながら診療看護師として活動する人もいます。病院によって採用方法は異なるため、一概には定義できません。

ただ一つ言えることは、医師よりも患者や看護師に近い存在であるということです。患者にとって、医師に話しかけるのは若干抵抗があるかもしれません。ただでさえ忙しいのに、急を要さないようなことを聞いてよいのかと躊躇してしまうこともあるでしょう。その点診療看護師は看護師であるため、心理的に親しみやすい傾向があります。何かあれば相談したいという期待感も自然と湧いてくるでしょう。

同じ病棟で働いていると、診療看護師の働き方を間近で見ることもできます。通常の看護師と比較してより専門的な行為を行う診療看護師を見て、尊敬することも多いことでしょう。そして、自分もこうなりたいと目標の対象にする看護師も増えています。

診療看護師は、より患者や看護師に近い存在として、幅広いことを学び取る対象になります。看護師の目標にもなることが多い、いわば看護のスペシャリストともいえる存在です。より高みを目指している人は、診療看護師として活躍する道を早いうちに模索しておきましょう。